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「仕事は楽しいかね」と成功哲学

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「仕事は楽しいかね」を読みました。原題は「THE MAX STRATEGY」訳すると最大の戦略、意訳で「人生における最も良い戦略」といったところでしょうか。

私はきこ書房の本は何冊か読んでいて、とくに成功哲学、自己啓発本の名著であるナポレオン・ヒルの成功哲学の本を読んできました。この本は同じきこ書房にもかかわらず、ナポレオン・ヒルの成功哲学と少し違うことが書いてあります。

仕事は楽しいかねが言いたいこと

  1. チャレンジの回数だけ成功の確率が高まる
  2. 昨日の自分より良くなっていくこと
  3. 人と同じことをしてもダメ

ナポレオン・ヒルの成功哲学
目標の設定
目標の細分化
ひとつのことに集中

両者の違いは目標設定の部分でしょうか。アメリカの成功哲学、そしてそれに影響された日本の自己啓発本に言えることは「目標を設定し細分化し、ひとつの目標に向かって一つ一つ行動していく」という感じですね。

一方、仕事は楽しいかねでは、成功を目指す人はごまんといるので、彼らと同じことをしていたらいけない、毎日、昨日の自分を超えるために、少しづつでも前日と違うことを行っていくこと。物事への好奇心を忘れずにチャンスを逃さないこと。そのためには多くのチャレンジを行うこと。と言っています。

 

人が短い人生の中で経済的に成功するには、この両者とも正解だと考えていますが、どちらにも言えることは「常にチャンスを掴むために行動していくこと」です。ナポレオン・ヒルの成功哲学でもエジソンやアンドリュー・カーネギーの言葉も引用しながら「何度もチャレンジすること」とありますし、ひとつの目標を持って行動していくうちに違う成功をつかむ可能性があるとも言っています。

「仕事は楽しいかね」はこれまでの成功哲学を言葉を言い換えているものだと感じました。これは否定的に言っているのではなく、両が言っていることは同じですが、少し硬い「思考は現実化する」よりも、物語調で語られていく「仕事は楽しいかね」の方が理解が進むかもしれません。

私の場合は仕事は楽しいかねの方が楽しく読めました。

運をどうつかむか

私の仕事のパートナー(アメリカで成功哲学関連のお仕事をされていた)とよく話すのは、成功には必ず「運」が必要だということです。その運をつかむためにはどうすれば良いのかというと、沢山のチャレンジです。これしかないと考えます。

大きな目標を立ててそれに向かって様々なアプローチでチャレンジしていくのも良いですし、仕事は楽しいかねで書かれているようにその時に興味を持ったことにどんどんチャレンジしていくことでも良いです。

1つだけ言えるのは「過去を後悔しないこと」でしょうか。チャレンジすれば当然失敗しますのでそれなりの覚悟が必要ですが、それによって萎縮していたら先は有りません。とはいえ人間ですから一生懸命努力したことが失敗するとそれは凹みますね、ですがへこむのは一瞬で充分です。

 

どのような成功哲学本でも良いのですが、このチャレンジしていくことを否定している本はありませんし「チャレンジ=行動」がなければ何も変わって行きません。チャレンジしなければ目の前にある数多くの面白いことで成功する可能性がなくなります。

この本を読んで成功できるか?

本を読んで実行すれば成功の確率は高まるとは思いますが、ほとんどの人が、本を読んだ直後に意識が高まり、翌日に起きたら本を読む前、一昨日と同じような行動をしてしまうものです。

でも、この本ではそんな日常の中でどう改善していくかが書かれています。例えば、これまで会社に持っていたグチ、意見などを書き出し、それを小さなことでも良いのでひとつづつ解決していこうというものです。

仕事は楽しいかねでは「前の日よりも少しだけでも良い自分になる」ことが成功の秘訣だと言っています。それがチャレンジです。小さなことの積み重ねですので、日々、少しだけでもそういう意識を持って、少しづつでも改善していけば、自分、そして周囲の大切な人からの評価が高くなっていくことと思います。

本は出会いですので「仕事は楽しいかね」が最初に読んだ成功哲学書・自己啓発本だったら幸せでしょうね。

仕事は楽しいかね2

 

2は1の物語の主人公が、空港で出会って成功とはどんなものかを語ってくれた成功者のおじいさんを尋ねられる内容となっているのですが、対象は管理職または企業のトップ向けかなと思います。

まずは1を読み実践され、そのあと2を読んでも十分です。

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