万年筆は普通の文房具。
難しく無いですしいつも気軽に使えるものです。だけど、万年筆にはどことなく他の筆記用具や文房具と違う魅力がありますね。
この記事では、私が持っている万年筆の紹介と、万年筆の選び方を書いていきます。
ペリカン M250は私の相棒
10年ほど前、とあるまちをふらふらと歩いていた時、偶然見つけた万年筆の専門店。ここで出会ったのが、ペリカンM250でした。
それまで文房具が好きということもなく書けるならなんでも良いと思っていたのですが、そのペンを見て何故か欲しくなったのです。
ペン先はEFで細く、最初のうちはガリガリとなにか引っかかるなと感じていましたが、書いていくうちに、とてもなめらかに文字を書くことが出来るようになりました。
現在、本当に文字を書く機会が減ってしまいましたが、毎日、ほぼ日手帳にこのペンで書いています。
初めての万年筆の選び方
私はふらっと入ったお店で初めて触った万年筆から選ぶことが出来たのですが、そんなのは偶然ですので、万年筆を初めて買われる方がどうやって選んだら良いのかを書いていきます。
自分にピッタリの万年筆の選び方
初めての方が自分にピッタリの万年筆を選ぶには3つのことを考えるだけでいいです。
- 色・デザイン
- 値段((予算)
- 文字の太さ
1.色とデザイン
一番大切なのは、色とデザインです。毎日使うものですから、一番気に入ったものを買ったほうが良いです。
2.予算
次に大切なのが予算です。予算が豊富でしたら、ペンショップに行って相談されながらお好きなモノをといいたいのですが、万年筆は安いのから高いのまで、使ってある材質などによって随分と違います。無理のない金額でご購入されてください。
3.文字の太さ
万年筆はペン先の金属の太さによって文字の太さが変わってきます。私のおすすめの太さはFかEFです。細い文字ですね。日本人は漢字を書きますので細い文字が好まれると言われていて、FとEFから売り切れていきます。
だいたいこの3つでいいのですが、あとは、こだわりによってインクを入れる方式だったりペン先の金属の種類があります。
ネットで大体の感じを知る
綺麗な写真とともに解説がある専門ショップのサイトが増えてきて嬉しい限りですが、その中でも私が好きなのが、定番では有りますがペンハウスです。
→ ペンハウス
万年筆を多く紹介されていて、購入すると名入れもしていただけるようです。
ペンショップに行く
ネットで調べて、ペン本体のデザインや色の感じ、それに予算が決まりましたら、是非、万年筆の専門店に行かれてください。
万年筆が初めてでしたら、その書き心地を確かめられたほうが良いかなと思います。デパートや文房具店ではなかなか試し書きをさせていただけませんが、ペンショップでしたら気軽に触らせてもらえます。
書き心地は、メーカーやシリーズごと、それにペン先の金属の質によって随分と違うものですので、そのあたりも確かめられたほうが良いですね。また、インクの色も豊富に有りますので見ているだけでも楽しいです。
別に買わされるということも有りませんので、気軽に行ってみましょう。おしゃべりしながら楽しめます。
おすすめの万年筆
私は完全にペリカンにご執心ですので、必然とペリカンになってしまいます…が
・ペリカン スーベレーンM400
現代のペリカンの大定番です。M800も良いのですが大きいですし、なにせちょっと高いので、無理せずに買うことが出来るM400は社会人の初めての万年筆として一番オススメできます。
この万年室の特徴は
・ピストン吸入式である
・ピストン吸入式である
大切なことなので・・・。
インクが無くなったら、ペン先をインクにつけて、おしりをくるくると回してインクをペンのお腹に入れてあげる儀式が必要になるのですが、これが楽しいです。忙しいのにそんな手間をと思われるかもしれませんが、将来時間ができた時にこのひと手間が楽しくなります。
ちょうどいい動画がありますたので紹介します。こんなふうに入れていきます。馴れない間はティッシュなどの紙を予め敷いておいた方がいいです。
書き心地はサラサラと書くことが出来てインクフローの良いペリカンらしさが伝わってきます。軽いし癖もなく疲れることも有りません。ペンの色も綺麗で数色ありますし、予算があれば使うインクに合わせて2本持ちでも良いと思います。
おすすめのインク
万年筆はインクの変更が可能ですが、出来ればペンとインクは同じメーカーが良いと言われています。乾きやすさなども思うと、ペリカンでしたらペリカンのインクがいいですね。
定番はペリカン4001/76 ターコイズブルーやブラックでしょうか。私は、ほぼ日手帳にはターコイズブルーを使っています。
インクには、もうひとつおすすめがあります。それは、ご当地インクとも言えるインクです。
例えば、別府の「湯あがりピンク」や「鉄輪セピア 」がそうです。別府らしいほのかなピンク、そして湯治の地「鉄輪」らしいいろが楽しめます。ただし、確か現地での限定発売だったと思います…。こういったご当地インクを使うならば、透明の万年筆が良いかもしれません。
ラミーのサファリでしたら、お値段は2500円程度でいろいろ楽しむことが出来ますし、書き味も悪く有りません。若い学生さんや練習にもぴったりかと思います。透明ですのでインクの色が映えます。
ラミーの製品を買われる時は、ぜひインクの詰替えのためにラミー専用のコンバーターも一緒にご購入ください。これを使うとくるくる回して好きなインクを吸い上げることが出来ます。
また、PILOTでは日本の風景をテーマとしたインクシリーズが有ります。これもいろいろ種類があって楽しいです。
万年筆は一生の友達
どんな万年筆も…とは決していえませんが、ある程度の金額からは本当に一生使えるのが万年筆です。
もし欲しいと思われているならですが、ぜひ最初の一本をお選びください。
想像されている以上に楽しいです。