とくに進学校でもない高校のクラスメイトに東大に行った人がいました。
先生にもチヤホヤされていて難関大学でも余裕でしょうと言われているような人です。
いつでしたか、どうしてそんなに勉強ができるようになったのかと聞くと。
「いや、普通に予習と復習をやっているだけだ」という答え。
高校生時代の私にはそれがどういうことかわかりませんでしたが、社会人になり数年経つと段々とその大切さが分かってきて後悔したものです。
ここでは、「どんな人でも忘れやすい」ということを前提とした学習について書いていきます。
勉強がうまくいく人は確実に復習をしている
勉強方法を調べると必ず出てくるのが
「復習をしましょう」
という言葉ですね。
もう何度も見られた文字だと思いますし、さらにこの記事を見られているということは、復讐することの意味がこれまで説明されていなかったのだと思います。
復習とは
「思い出せなかったことを思い出す作業」
です。
東大の受験で成功された方も、同じところ、とくに重要なところは何度も復習をしていたと話されていましたし、東大OBの方が書かれた本にも教科書は最低3回は復習したと書かれていました。
彼らは「人は忘れやすい」ということを早く気づかれたのだと思います。
考えてみれば、スポーツで成功している人も繰り返して練習されていることを思うと
人は「繰り返して物事を行うことによって身につけることが出来る」ということが解ります。
実は私はモノづくりをして生計を立てているのですが、モノづくりをして出来上がるものが製品として売れるようなクオリティにするには、長い時間の修行期間がありました。
最初は少し曲げるのも大変な思いをしていたことでも、何度も何度も繰り返すことによって出来てきたことを思い出します。
繰り返すこと=復習することだけが、学習において大切なことだと思います。
今私が学生ならば、こんな学習をする
社会人になると、独学のほうが多くなりがちで
予習で内容をさっとつかむ
授業中に教科書などテキストに書かれていることを「今初めて知った」というのはとても勿体無いことだと思います。教師(講師)は教科書の内容に沿って説明してくれるのですが、初めての言葉が並ぶとそれだけで理解するのがとたんに難しくなるからです。
そこで、予習ではわからない言葉があったらネット検索をして概要を掴んでおきます。スマホで音声検索すると早いですね。
こうすることで、なんとなくでも先生の話が入ってきますので、授業の理解が早いです。
ただ、予習にはあまり時間を掛けないようにした方がいいですね。
予習は
- テキストをサラッと読む
- わからない単語があったらスマホで検索
これだけでも随分と授業が解りやすくなります
授業中に行うこと
授業中は予習をした時に全くわからないことの理解に努めます。先生の話を聞いても分からないときには質問をされて下さい。
せっかく解らない事に関して詳しい人が目の前にいらっしゃるのですから、先生を利用しない手はありません。
ノートはこの時に「仕上げ」るように作っておきます。帰ってからノートづくりは時間の無駄ですので、自分なりにルールを決めてノートに書いていかれて下さい
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できれば、赤いシートを載せた時に消える「虫食いノート」を作られるといいですね
覚えたことの復習
復習のタイミングは
- 授業直後の1分
- 家に帰ってから
- 翌日の
- 週末
- テスト前
- 長期休み
最初の復習は「できるだけ早いタイミングで行う」ことが良いように感じます。
記憶が新鮮なうち、授業終了直後にさっと見直すことが1回目、家に帰ってからその日のうちに2回目の復習をします。これでも、意外と忘れていることが多いことに気づきますね。忘れていたことは2回目のタイミング、家に帰ってから覚え直します。
3回目は週末です。時間がある土日を使って1週間の復習をしておきます。その次の週末にもさっと目を通せば更にいいです。
記憶は繰り返し見たり読んだりすることで段々と確かになっていきますので、一度に覚えようとせずに、長い期間をかけて繰り返し繰り返し目を通されるようにして下さい
まとめ
復習を中心とした学習について書いてきました。
上にも書いたように、人は思いっきり忘れる動物です。一部の天才を除き、繰り返し学習しないとと物事をしっかりと覚えることが出来ませんし、テストなどで思い出すことができなくなります。
単語、数学の解法、それぞれに覚え方はあるのですが、基本は繰り返すことでの記憶でしかありません。
効率的な学習のためにも、復習するということを忘れずに、結果を残していきたいですね。