キンボールというスポーツをご存知ですか?
なかなか聞き慣れなく、また、見たこともないという方も多くいらっしゃると思います。
ここでは、そんなキンボールがどんなスポーツなのかを紹介していきます。
キンボールとはどんなスポーツ?
キンボールは柔らかい大きなボールを使い室内のコートで3チームが同時に争う競技です。
1986年にカナダで考案され、世界では500万人以上のプレイヤーがいるようです。日本にもも1997年に紹介され、2年後には日本キンボール連盟という競技連盟が結成されました。小学校の授業でも取り入れられたりと、広がりを見せています。
競技大会としては2000年に第1回ジャパン・オープンが滋賀で開催され、大学チームを中心に競技人口も増加しています。
キンボールに必要な道具
競技ルールによると
・キンボール 直径122cm
・空気入れ
・ゼッケン 3色4枚以上
・スコアボード
これらが必要です。
キンボールをやるにはチームを探して入ったほうが良さそうですが、競技人口が少ないことも有り、やってみたい方は大抵の都道府県にあるキンボールスポーツ連盟に相談されてみると良いでしょう。
キンボールのプレイ動画とルール
キンボールを文字で説明するよりも、この映像を見ていただければ早いので紹介いたします。「あなぶキッズプロジェクト」さんが公開されている動画がありました。
キンボール競技を見て他にはない面白さがあると感じるのは、3チームで同時に争うというところだと思います。同じコートに3チームが入り、3チームで争う競技は、多分ですが、団体競技ではキンボールだけではないでしょうか。個人競技でも思い浮かびません。
キンボールで言っている「オムニキン」とは?
攻撃側がヒットする直前に「オムニキン!」と大きな声で言わなければいけませんが、この言葉は一体何なのでしょうか?
調べてみると、オムニキンとは「みんなで一緒に楽しむ」という意味だそうです。誰でも気軽に遊べて楽しめる。このことこそキンボールという競技を作られた方が求めていることなのかもしれません。
しかし…↓意外に激しい↓
キンボール、本気の競技大会の動画とルール説明
こちらの映像は2012年に京都で行われた競技会の映像です。強いチームが実際にどのように競技をするのかが分かります。
簡単にキンボール競技大会のルール説明
人数:1チーム4人。3チーム
1.レシーブチームの指定とヒット
まず、攻撃する1チームのうち3人が下からボールを支え、残る1人がボールをヒットします。ヒットを行う直前には、大きな声で「オムニキン」と叫び、続いてレシーブするチームの色を叫びます。
2.レシーブチームの動き
攻撃側に指名されたレシーブチームの選手はボールが下に落ちる前にボールを掴みます。ボールを床に落とさなければいいだけですので、両手で掴んだり足で上にあげてもokです。とにかく床に落とさないことが大切です。
3.攻守交代
レシーブに成功したら、レシーブチームが攻撃チームとなり、レシーブチームを選びヒットします。
この繰り返しなのですが…
本気の競技会ともなるとボールが早く落ちすぎです!しかも、キンボールにはバレーボールのようにネットもなければ陣地という概念がないのでオールコートで守る必要があります。どこに飛ばされるかわからないボールを床に落としたらいけないのです!
キンボールの戦術
キンボール競技動画のグレーチームを見ると、攻撃側になった時に誰がボールをヒットするか分からないようにしているように見えます。まず2人がボールを支え、残り2人のうちどちらかがヒットする直前に、1人が支えに入っているのです。
これの1番分りやすいシーンは、動画開始直後のシーンです。手前から奥に打つと思いきや、奥の人がヒットして攻撃に成功しています。これだと、スペースが空いている方向にボールを撃ちこむことが出来ますので、容易に得点でき連続攻撃が可能になります。
オムニキン!
※私は見るだけで競技者では有りません。ですので、解釈に間違いがあるかもしれません。
キンボールをやるには?体験が出来るところ
先 に書いたとおり、キンボールは道具を使うチーム競技であり、大会ルールでしたら最低12人で行うスポーツです。ですので、もしやってみたいと考えられてい る方はチームを探してアプローチして見られると良いと思います。競技連盟が各地に有りますので、まずはお問い合わせをしてみてくださいね!
キンボールの競技連盟と国内大会
全国大会のジャパンオープンの他、都道府県の連盟による競技大会があります。こちらのキンボール連盟のサイトにキンボールに関する様々な情報の他、競技大会の情報もありますので、ご興味がある方は見られてください。
キンボール競技まとめ
キンボールは多くの方にとってまだまだ馴染みが薄いスポーツだと思います。それだけにメディアに取り上げられることも極めて少なく、身近に触れる機会もありません。
でも、動画を見ていただくと分かる通り、結構熱い戦いが全国で繰り広げられていますし、競技だけではなくゆるいルールの遊びもあるようです。
もし、競技大会がお近くで開催される方は是非見に行って、キンボールという競技に触れてみてくださいね!