アブラムシの駆除の方法をまとめました。
うちのパセリは一体どこから来るのか毎年毎年アブラムシがくっついています。
あまりに多くて農薬で一気にやろうとも考えましたが、無農薬でも出来ると知り自分でもやってみたところ、アブラムシが駆除ができましたので、うちで行った方法と行う時の注意点、そして、他の方法もまとめて紹介します。
無農薬でアブラムシを駆除する方法と注意点
沢山のお花がある場合は農薬が早いのですが、うちのように鉢植えや小さな花壇の場合は農薬を使いたくない時もありますね。
そんな時に効果が見込める方法を紹介します。。
まずは、うちの小さな菜園で行った牛乳スプレーです。
牛乳スプレーの方法と注意点
もう定番となっている牛乳スプレーです。
これは
アブラムシに密着した牛乳が乾いた時に膜になり、アブラムシが息ができなくなり死んでしまうという駆除方法です。
牛乳を100均のスプレー容器に入れて吹きかけるだけでとても簡単なのですが、注意点もあります。
牛乳スプレーの注意点
かけすぎないこと
数回程度、薄くかけただけでも十分に効果があります。
牛乳をかけ過ぎたらどうなる?
牛乳をかけすぎて根本の土までたっぷりと牛乳を含んでしまうと、土が腐ってしまうことがあります。土が腐ると根も腐っていくために植物が枯れてしまいます。
洗い流す
牛乳をかけてそのままにしておくと、退治したアブラムシと一緒にカビが生える場合があります。駆除を確認したら洗い流しましょう。
数回に分ける
小さなアブラムシは、葉の付け根に潜んでいることがあります。数日後に確認して居たら再びかけましょう。もちろん、洗い流して下さい!
とても手軽ですし、一度は聞いたことがある牛乳でのアブラムシ対策ですが、植物のためにもこのことは覚えておかれて下さいね。
私は、牛乳スプレーを行った数日後にアブラムシがだいたい駆除てきていましたので、水をかけて洗い流しました。ただ、よく見ると生きているのも居ましたので、水で洗い流してしまいました。
数が少なくなるだけでも牛乳スプレーの効果があったと思います。
アブラムシ対策のいい動画がありましたので紹介します。
こちらは、ハーブのアブラムシ対策ですが、他の植物でも同じですので参考になりますね。
水で洗い流す方法は手軽
鉢植えの場合、水で洗い流す方法もおすすめです。
丁寧に手で洗い流すことによって葉が痛まないですし、牛乳のように腐る心配もありません。
ただ、アブラムシが死ぬわけではありませんので、しばらくすると戻ってきてしまうこともあるようです。数日から1週間位置いてまたアブラムシが発生していないか確認されて下さい。
注意点としては、水のあげすぎ状態にならないようにすることと、勢い良く水をかけないことです。
植物が痛まないように、丁寧に扱いましょう。
木酢液は効果が弱い気も
私は牛乳臭くなるかもしれないと思い、最初に木酢液を試してみました。
ですが、なかなか数が減らずに、結局は水洗いをしてしまった経験があります。
植物にくっついているアブラムシの種類にも依るのかもしれませんが、木酢液よりも簡単に手に入る牛乳でさっとやったほうが早いと思いました。
天敵のてんとう虫は限定的だが役に立つ
アブラムシの天敵といえばてんとう虫。
アブラムシを食べる身近なてんとう虫は「ナナホシテントウ」です。幼虫時代からアブラムシが大好きで成虫になっても沢山食べてくれます。
ですが…
沢山のテントウムシを集められれ良いのですが、テントウムシも満腹になったらそれ以上食べることが出来ません。また、テントウムシを取ってくるのも大変だったりします。
ただ、外で栽培している場合は、自然とテントウムシが集まってきてるかもしれませんね。テントウムシが居たら、とりあえず任せておくというのも良いです。もちろん、テントウムシだけではアブラムシがなかなか減りませんので、ティッシュで取ってしまう方法も合わせて行います。
テントウムシも生き物ですので、人間の都合で無茶なことはしないようにしたいものです。
最後の手段!?「布やティッシュで拭き取り」
数本のバラなどの花にアブラムシがついた場合は
ティッシュでザザッと取ってしまったほうが手っ取り早くて良いかもしれません。
数が少ない場合はピンセットでつまむやり方も…
若干気持ち悪いですが、確実な方法のひとつです。
アブラムシを発生させないようにするには?
駆除しなければいけないというのは、アブラムシが発生しているということで、これが毎年となるとうんざりします。
では、アブラムシをできるだけ発生させないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
- 肥料を与えすぎないこと
- 苗の間隔を開けて日や風が雨が当たるように
主に行えるのはこの2つのようです。
まずは、肥料を与え過ぎ無いことですね。
花が綺麗に咲くようにと肥料を与えすぎるのはいけないようで、植物が栄養過剰になってアブラムシを引き寄せてしまうそうです。※アブラムシが大好きな栄養を沢山作り出してしまい、それを求めてアブラムシ繁殖して来てしまうようです。
もうひとつは、
花同士の間隔を開けて日の光とや雨風をと当ててあげることです。実は、植物に優しい環境はアブラムシにとっても優しい環境になっているのかもしれません。
大きい葉の裏や茎にアブラムシがいるのは、弱いアブラムシでもそこに居られるからですね。
適度に間隔を開けると良いとのことです。
アブラムシの無農薬駆除まとめ
アブラムシは居て当然…
というくらいに、家庭菜園をしていると春先から秋にかけてよく見かけます。できれば無農薬で対策したいと思い色々調べてみました。まとめると
- 牛乳スプレーや他の方法でも効果はある
- 駆除は1週間程度開けて数回行う
- 植物を傷つけないように丁寧に行う
さらに、
- 植物に栄養を与えすぎない
- アブラムシが楽に潜む環境を少なくする
このような感じでしょうか。
もっとも、どう対策しようとやってきてしまうアブラムシですので、ここは諦めてテントウムシと協力してやっつけてしまったほうが良いのかもしれません。