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竹の切り方・伐採方法!竹やぶ整備の手順と道具

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孟宗竹や真竹などの竹の切り方・伐採方法です。

田舎で周囲を見渡すといたるところにある竹の林。竹は誰も手を付けないと、人を寄せ付けないような竹やぶになっていきます。

この記事では、そんな竹やぶを竹林にするまでの整備の方法を私が行った経験から書いていきます。

 

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竹やぶから竹林へ!竹の整備手順と道具

竹やぶから竹林へする時の竹の伐採方法

竹やぶを見られた方も多いかと思います。縱橫に枯れたや斜めの竹が生い茂っていますね。

そんな竹やぶの整備の手順から考えていきます。

竹やぶの整備の手順と道具

竹やぶの整備の手順は

  1. 道具を揃える
  2. 伐採した竹の置き場所確保
  3. 枯れた竹を取り除いて足場確保
  4. 切る竹をマーキング
  5. 伐採・移動・枝打ち・玉切り
  6. 切った竹をまとめておく

だいたいこのような感じになります。

 

使う道具は

  • チェーンソー
    馴れないと危険ですが効率が良いです。
  • 目の粗いノコギリ
    目が粗いほうが効率的です
  • ナタ(鉈)
    枝打ちのときだけ使います

一本一本を丁寧に切る時はノコギリを使いますが、整備の時は効率重視でいいかと思います。

 

ノコギリは荒い目のものを使います。竹用の目が細かい物が市販されていて、つるつるした竹の表面への喰い付きは良いのですが、細かすぎてなかなか切り進めませんので、荒い目のノコギリのほうが効率が良いかと思います。竹細工用に真竹を切るときでも伐採の時は荒い目のノコギリを使うそうです。

 

ナタだけで竹を切ろうとすると、切り口が尖り危険で歩くのに注意が必要になりますのでオススメできません。数多く伐採する時は平行に切れるチェーンソーやノコギリを使います。

 

チェーンソーで竹を切るときの注意点

チェーンソーでの竹の切り方ですが、とくに変わったことはなく、細めの木を切るのと同じ感覚です。

  1. ソーチェーンは木材用でもよく切れる
  2. 丸ヤスリでのメンテが出来るようになっておく

チェーンソーに使う「刃」であるソーチェーンは、木材用のものの2倍程度の刃がついている、竹用のソーチェーンありますが、普通の木材用でも十分に切れます

もちろん、丸ヤスリでの刃のメンテは必要ですので出来るようになっておいたほうがいいです。竹の量が多いとわりと早く切れなくなってしまいます。なお、竹用のソーチェーンを使うとびっくりするくらいに良く切れます。

 

注意する点は

  1. 体の保護をしっかりとやっておく
  2. 足場をしっかりと確保しておく

この2点かと思います。

 

1.チェーンソーは大変に危険な道具で、最大限の注意をしておかないと手元が足元が滑った時にその回転する刃が体にあたって重大な事故になります。体の保護はメガネも含めてしっかりとしておきましょう。

 

2.無理のない体制で切れるように周囲の整備をしてから使います。危険な道具を扱うときには、足場をしっかりと確保しておかないと危険ですね。

 

チェーンソーの扱いに慣れた方でないと危ないので、出来れば竹の伐採などをしたことがある方が扱ったほうが良いですね。周囲に注意して竹を切られて下さい!

 

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ご注意!斜めの竹の切り口を残してはいけない

竹を斜めに切ると足に刺さったりして危険です

 

まずはこれだけは知っておいて下さい!

 

斜めの切り口を竹林に残してはいけない

 

私は斜めにカットされた3cmほどの細い竹の先が足の裏にささったことがあり、夕方遅くに病院で数針縫ってもらったことがあります。少し草に隠れていた切り口を踏んでしまったのですが、とんでもない痛さでした。

こういう悲劇がありますので、絶対に斜めにカットしたまま残さないようにして下さい。

  1. 竹の切り口は水平近くにする
  2. 斜めに切った時は十分に潰しておく

この2点は必ず守られてください。竹林となったあと危なすぎて誰も入れなくなってしまいます。

 

とくに、斧などの刃物で切られる場合は、切り口が鋭利になりがちです。必ず鋭利な部分を潰されて下さい。これは、低い位置でも高い位置でも同じです。

低い位置だと足の裏やふくらはぎや太もも、高い位置だと腕などが当たると大変に危険です。切り口には雑菌が繁殖しますのでなおさらですね。

 

竹の切り方・伐採方法と手順・時期

竹山整備の手順です

  1. 縦横無尽に倒れた枯れた竹を除去
  2. 切る竹をマーキングする
  3. 竹を伐採し引き出す
  4. 枝打ち、玉切して1箇所にまとめる

手順はこのような感じですが、まずは整備の時期と服装について書いていきます。

竹を切る時期・整備の時期

竹やぶから竹林への整備では、竹を切る時期はいつでも大丈夫です。体力を使いますので、できるなら涼しい時期に行ったほうが良いかと思います。そのほうが虫も少ないですしね。

 

切った竹を使い製品にする場合、竹は秋から冬の間に切るのが一番いいと言われています。

これは竹が「春に生えてきた筍」を育てるための栄養や水を使い切り、虫が好む栄養分が少なくなっているからです。九州などの暑い地方は年内、本州では1月いっぱいくらいで切る良いようです。それ以降は、筍のための栄養を徐々に貯めていきます。なお、竹の材料屋さんは年中切られています。

というわけで、竹やぶ整備の場合はいつ行っても大丈夫です。

 

竹やぶを整備する時の服装

竹やぶは荒れていますし、山ですので虫なども居ます。ですので私の場合ですがこのような感じです。

  • 長袖・長ズボン
  • 帽子
    パーカーでもok
  • 長靴 or 足袋
  • 手袋
    滑り止めがついているもの
  • マスク
    埃がきつい時

動きやすさと体の保護が大切です。靴はできれば足袋が良さそうですが長靴を履いています。

帽子は必須です。竹は揺らすとホコリや竹の葉が上から落ちてきます。

手袋は、できれば滑り止め付きが良いです。竹を引き出す時に手元が滑りません。

服装を整えたら、いよいよ整備に入ります。

 

枯れた竹を除去

竹やぶを整備する、かれた竹の除去

 

整備の最初から生えている竹を切るのではなく、視界確保と足場の確保を最初にやっておきます。

枯れた竹は縦横無尽に倒れていますが、このような竹はノコギリでサクサクと切れますし、手や足でも簡単に折れます。まずはこれらを片付けて全体の視界を確保します。

枯れた竹を移動するだけでも結構スッキリとした印象になりますね。上の写真くらいになってると、スッキリ見えます。

 

切る竹に印を付ける

最初に、これから切る竹にマーキングしていきます。目印はスプレーやペンキなどで大丈夫のようです。

 

竹林に残す竹と竹の間隔は・・

竹と竹との間隔は、和傘をさして通り抜けられるくらい

と言われています。

 

これは、これから先、竹の整備をする時にやり易くするのと、風が強い時に竹同士がぶつからずに綺麗を保てるということですね。また、それくらいの密集度の方が良い筍が生えてくれるようです。

とくに、竹細工用に真竹が欲しい時、竹に傷があると製品になりません。真竹の竹林の場合はしっかりと間隔を開けられたほうが良いです。

 

竹の伐採

マークを付けた竹を切っていきます。

  1. 節の少し上で切る
  2. 一度に切るのは一本
  3. 下の方で切り過ぎると竹の重さで進まなくなる

1.竹は節の少し上で切ります。節の下で切ってしまうと、そこに水が溜まって蚊などの害虫が発生しやすくなるからです。

竹は節のすぐ上で切ります

 

竹は中が筒になっているので、下の写真のように水がたまります。水があるところには害虫が発生しますので注意です。

竹の切り株に水がたまった状態。蚊が発生する

 

2.一度のカットでは一本づつ切ります。竹林といえるような場所でしたら良いのですが、竹やぶでは竹の上の方で枝同士がしっかりとスクラムを組んでいます。

そのような状態ですので、隣同士の2本を倒そうとすると人の力ではなかなか引き倒せるものではありません。手間はかかりますが、一本ずつ倒していくほうが早いかと思います。

 

3.竹は意外に重いので、良く切れるチェーンソーやノコギリではないと、下の方では竹の重さでカチッとはまってしまい「抜けない」事態に陥ります。抜けないノコギリを無理に取ろうとすると、鋸が折れてしまう可能性があります。少し斜めに切るか、次に書く1mカット(2段階カット)で多少は緩和されます。

というわけで、最近流行りの?1mカットをしました。

 

竹の1mカットとは?少し楽な竹の切り方

竹を1メートルほどで切ると負担が少ない

 

楽と言っても、竹の伐採は結構力がいる作業ですので大変なのですが…手順を書きます。

  1. 下から1m程のところで切る
  2. 竹を引き倒す
  3. 放置 or 根本から切る

どうしてこのようなことをするのかというと、楽な体制で切れるのと、竹を楽に持ち上げるためです。

 

1mカットは「切りやすい態勢で切ることが出きる」メリットがあります。竹山はだいたい斜面ですし、平地の場合でも屈んでチェーンソーやノコギリを扱うのは結構体力が入りますね。苦しい態勢だと危険がつきものです。

これを緩和するために、自分がちょうどいい高さで切るのは理にかなっているかと思います。ですので、ちょうど1mというわけではなく切りやすい高さで切るということになります。もちろん節のすぐ上で切ります。

 

さらにメリットがあります。竹を引き倒す時に、竹の重さによって楽に引き出せます。根元で切った場合、地面近くから一度持ち上げて引き倒そうとしてもなかなか引けるものではなく、少し高さのあるところからのほうが断然楽です。

手を挟まないなど注意は必要ですが、最初の数メートルでも切った場所からの竹の落下と合わせて引き出すことで、多くの竹を切らなければいけない場合の助け(力の温存)になるかなと考えています。

 

竹山に残る1mほどの高さの竹は、邪魔にならない場合は放置して、翌年に腐った根本から足で倒す場合もあるようです。

 

ただ、1m程度の竹を残しすぎると歩くのも大変ですし足場が確保できません。適度に切り倒したほうが良さそうです。とくに斜面の場合は、根本でカットした竹の切り株が移動する時の足場として役に立ってくれます

 

なお、1mカットの方法は「竹やぶから竹林にする時などの竹林整備の時に切る方法です」。のちに竹細工などに使う場合は、節と節の間隔によっては下の方から切るようです。節の間が長いほうが竹細工には使いやすいですからね。

 

竹を引き出す

竹は、一気に引っ張り出したほうが楽です。竹が倒れる勢いに乗って手前に引いていく感じですね。

竹細工用で使う真竹を切るときには、一気に引き出すことによって傷がつくのをできるだけ防ぐ効果があります。孟宗竹の場合も、倒れてしまってから引き出すと重すぎてなかなか大変です。

竹は表面が滑りやすいので、滑り止め付きの手袋が便利です。

倒したら、枝打ちと、適度な長さに切る「玉切り」を行います。

 

竹の枝打ち方法と玉切り

竹の枝打ち方法、鋸とナタでの切る位置

枝打ちは、ナタで行うほうが楽ですが、危険な場合はノコギリを使います。

ナタを使う場合は、竹本体と枝のVの部分を一気に切り落とします。このとき少し勢いをつけて切るのですが、的を外して足を切らないように十分気をつけて下さい。竹山での怪我は大変なことになりがちです。

ノコギリの場合は、枝の外側から枝の根本から2センチほどのところで切ります。

 

玉切りというのは、竹を片付ける時に便利なように「適度な長さに切る」ことです。玉切りをするときには、竹の長さがバラバラだと整理しにくいので、最初に長さを決めておかれて下さい

竹の長さは2mから3m程が持ち運びには良いようです。

 

竹をまとめて整理

竹をそのまま放置すると、後々手がつけられませんので、きちんとまとめて1箇所においておきましょう。

そのためには、整備をはじめる前に、置き場所を確保しておいたほうがいいです。

 

竹林の目安

竹林の目安

竹林の目安は、「傘をさして通れるくらい」を目指されると良いかと思います。

この写真くらいになると、今後の計画も立てやすくなりますし、良い筍も生えてきてくれる感じがします。

もちろん、筍が生えても全部取ってしまうのではなく、現在立っている竹との入れ替えも考えつつ整備していかれてください。

 

竹細工に使う真竹の場合は、生えてきてから3年目の秋に採ってしまいます。それが竹細工にちょうどいい竹になっているからです。

真竹の林のもこれくらい竹の間隔が空いていたほうが、竹同士がぶつかった跡がない綺麗な竹が採れそうです。

 

困った竹林整備

幾つかの竹やぶに入りましたが、大変困った場所もありました。

  1. つる性植物が巻きついていて、絶対に引き出せない
  2. 全部下り斜面
  3. 車で行けない

2と3は考えただけでもゾッとしますね。

 

1のつる性植物が巻き付いた竹にはいくつか出くわしました。一本の竹に直径4センチほどの植物が巻き付いていて、上部では何本かの竹に渡って茎を伸ばしていました。

このようになっているとさすがに1本だけ切ったところでびくともしません。竹はしなりますし、蔓も隣の竹と一緒に揺れるだけで何も変化がないのです。こういう時は、周辺の竹をまとめてカットします。ただ、どうしても倒れない場合は、竹と蔓を下で切って葉が落ちるのを待って数カ月後に倒します。

仕事として請け負われている方は強引に倒されるようですが…大変な力作業になりますね。

 

まとめ

竹やぶの整備における竹の切り方を経験しましたので少しですがまとめてみました。

竹は重いですし、1日どれだけ切っても先は見えないしで、実際に行うと本当に大変な作業です…。

 

竹やぶではなく、竹林(ちくりん)をもし目にされることがあれば、そこには大変な思いをして整備されている人がいるということを忘れてはいけませんね。

 

※例えば、京都の嵐山の竹林なんかもそうで、放置しておくと数年で竹やぶになってしまいます。

 

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