カビを死滅させる方法です。
カビはフサフサの表層だけを除去しても、条件によっては少しでも残ってると再びカビが復活してしまいます。そこで、出来る限り「カビを根こそぎ死滅させる」ための方法をまとめました。
消毒とはいっても難しいことはなく、「消毒用エタノール」を使って死滅させる方法になります。
カビの消毒
エタノールのカビに対する効果は
菌のタンパク質を分解することによって消毒します。カビも菌類ですので、その効果は怪我をした時の消毒と同じように効くのですね。
カビは「消毒用エタノール」の殺菌力で消毒する方法
カビを除去したあとは、「消毒用エタノール」をそのまま霧吹きに入れて、カビが有った場所に吹きかけて使います。霧吹きは100円のものでも大丈夫です。
薬局には「消毒用エタノール」と「無水エタノール」が売ってありますが、使うのは「消毒用エタノール」です。こちらのほうが効果が大きいです。買われるときには間違えないようにご注意下さい。
とはいっても、「無水エタノール」を買ってきて、水で80%の濃度に薄めて使うということもできますので、正直言ってどっちでもいいのです。
ただし、無水エタノールを薄めずにそのまま使っても効果は薄くて、必ず80%の濃度にしてからお使い下さい。
その点、消毒用のエタノールは80%の濃度で販売されていますので、お手軽ということです。
消毒用エタノールは第3類医薬品として販売されていて、もしかしたら救急箱に1つ置いてあるご家庭もあるかもしれませんね。
消毒用エタノールの使用時の注意点
エタノールはアルコールですので、非常に火が付きやすいものです。
火があるところでは絶対に使わないようにされてください。
消毒用エタノールを使う時の注意点
- 火の近くでは絶対に使用しない
- 目に入らないようにすること!
- 桐などの白木の家具やニスやラッカーで仕上げているところだと、エタノールがしみになる可能性があります。そういうところのカビには使わないほうが無難です。
- 換気を充分にする
- 他の薬品と混ぜない。
とくに、エタノールを使ったあとに漂白剤を使うときにはエタノールが乾いてからにしてください。 - 余ったら密封して冷暗所で保管する
- もちろん飲用不可。お子様の手の届かないところに置きましょう
使うには気を使ってしまいますが、十分に気をつけてご自身の責任でご使用下さい。
その他のカビの殺菌方法
消毒用エタノールの使用を紹介しましたが、この他にもあります。
例えば塩素系漂白剤を使う方法です、キッチンではよく使われていると思いますし、カビキラーなどの製品が売ってありますのでおなじみかと思います。
消毒用エタノールと同様に第三類医薬品として販売されている「オスバンS」という商品もあります。
こちらは、200倍にして使用するのですがキャップ1杯で5mlと水1リットルでちょうど良い感じになります。使い方は消毒用エタノールのときと同じで、霧吹きを使う感じです。
注意点としては、薬品ですので目や口に絶対に入らないようにして下さい。
まとめ
梅雨の季節から秋まで、本当にカビには苦労させられますし、カビを見つけてしまうとゾクッとして気持ち悪いものです。
早めに拭き取って、消毒用のエタノールで殺菌してそれ以上カビが生えてこないように対策をしておきましょう!