脳が冴える15の習慣を読みました。
自営業を続けている私ですが、業態の変化によってパソコンでの仕事が増えていき、だんだんと昼夜逆転になったりして、脳が冴えていないなと感じることが多くなっていきました。
なんとか生活を取り戻したいと考えていた時に見つけた、築山節さんの「脳が冴える15の習慣」ですが、この本にはこんなことが書いてありました。
「脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできています」
なるほど!どおりで、生活の時間が乱れてくると、体を動かすのが億劫になるほどに怠けてしまうのです。
さらに、こんな怖いことも書いてあります
生活のリズムを失うことは「ボケの入り口」といっても過言ではないかもしれません
まずいですね…。
確かに物忘れが多くなったと感じますし、人にもそんなことを言われたことがあります。
生活のリズムを取り戻し、脳を気持ちよくさせて頭の回転を早くするにはどうしたら良いのかを、この本によって探ってみたいと思います。
朝は運動で脳を目覚めさせる
一番脳が働いていない時間というと、朝起きたばかりのときですね。
例えば旅行先で置きた瞬間、いつもと違う天井の様子にほんの一瞬ですが戸惑ったりすることも有って、「あ、旅行に来てるんだった」と思い出して安心することがよくあります。
こんなふうに、起きた瞬間の脳は回転が遅くて判断力や考える力が昼間よりも劣っているようです。
この脳を仕事に支障のないようにいち早く起こすにはウォーミングアップが必要です。
頭の回転の話なのに、運動をした方がいいのは、運動が脳に与える刺激の方が(休眠状態から起こす場合は)物事を考える刺激よりも大きいからではないかと思います。
- 散歩などの運動をする
- 部屋を片付ける
- 料理や手芸など手で物を作る作業をする
- 音読をする
- 職場では挨拶+雑談の一言
たとえば、こんなふうに手軽にできるものを行うこと=運動によって脳に刺激を与えていくと脳のウォーミングアップにつながります。考えてみれば、手足を動かすのも脳の司令によるものですので、それが脳への刺激につながっていくんですね。
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音読は通常業務へのウォームアップに役立つ
朝のウォームアップの中で私が一番いいかもしれないと思ったのは音読をすることです。
音読は
→脳への入力
→読解(情報処理)
→出力
このように3段階が必要になります。声による出力は内容を理解していないとなかなか読み進めませんので、この時の情報処理の量は黙読よりも多いようです。
この一連の作業は、お仕事での「入力→情報処理→出力」という流れを作るのに一役買っていて、音読によって通常業務のこの流れを脳がスムーズに処理できるようにするためにも良いそうです。
もしかしたら、出力を伴うお仕事をされている方は、朝ウォームアップには音読がベストなのではないでしょうか。また、空いた時間を使ってブログやノートにまとめを書いてみるのもいいかと思います。
また、私のように、自営業の人にとっては仕事をする時に会話をすることが極端に少なくなることもありがちですね。そんな人にとっては音読をするときには人に語りかけるようにすると良いようです。
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まとめ
この本にはひとつ大切なことが書いてあります
それは
「何処かに通う習慣を持ったほうがいい」
ということです。
一人で仕事をしていると、どうしても家にこもりがちで、人と会わない日々が続くこともありますね。これが生活のリズムを狂わせる一因となっています。
私がそうなのですが、こんな日が続くと生活のリズムがだんだんと乱れていき、昼夜逆転をなかなか解消できないことがストレスになってしまうことさえあります。仕事がありますので、毎日何処かに通うのは難しいので、私は週末は手作り趣味の集まりに出かけるようにしています。
こうやって少しでも生活の乱れを解消していくことによって、脳の怠惰に負けないようにしていきたいものです。