第二種電気工事士の資格試験の初学者…つまり私みたいなド素人が合格を勝ち取るまでにどうやって勉強していくかを書いていきます。
現場や学校などで教わらないとなかなか実際のところはどうなのかを知ることが出来ませんが、試験だけでしたらテキストに従って学習すれば大丈夫かと思います。
第二種電気工事士の資格試験の概要を知る
第二種電気工事士試験のがいようについては
こちらのサイトに全てまとまっていますね。
願書提出は
- 上期の6月試験は願書提出が3月
- 下期の10月試験は願書提出が6月
ここは間違えずに覚えておきましょう!
試験日や願書の出し方など、思い立った日に確認されてください。
筆記試験対策
初めて第二種電気工事士の資格の勉強をする時、過去問を繰り返し…ということは最初はやらないほうがいいですね。まずはどういったものかを見るためにも評判がいいテキストを購入しましょう。
おすすめのテキストはぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格 です。
この本だけ良いです。評判が高いですし毎年更新されますので、最新の情報を得ることもできます。紹介してるのは2017年版ですが、毎年11月最終週には翌年のものが発売されます。
11月というのは、その年の筆記試験、上半期の6月試験と下半期の9月試験の内容が盛り込まれているということになりますね。
まずは、この本だけをしっかりとやり込むことが大切です。
過去問対策
すいーっと合格で良いのですが、過去問はやはりやっておいたほうがいいですね。公開されている中の過去5年分位の過去問の解答方法が問題を見た瞬間に思いつくくらいにやると、当日の不安がなくなります。
過去問は試験センターの試験問題・解答にまとめられています。★問題と答えだけですので、解説などは一切ありません。
過去問をやる理由は、
- 実際にどういう形式で出題されているのかを知る
- 苦手を知る
- わからない場所をなくて自信を持つ
この3点です。
私は実際の試験の時に自信を持つために過去問を解いています。
私がどういう風に過去問に取り組んでいるかというと
- 1回目は普通に解き
- 2回目も普通に解く
- 3回目にあ入る前に2回目までに解けなかったところを勉強し直す
- 4回目からはスピード勝負です。
スピード勝負とは、実際の試験時間内に終わらせるのは当然として、その半分の時間以下で終わらせることを目標とします。こうすると問題のうちでスピードについていけない部分が分かってきますので、集中的に勉強してください。
合格点
試験センターの発表資料で
「第二種電気工事士試験委員会において、合格基準点は60点以上と決定されました。」
とあります。
試験までの期日が押し迫っている場合は、もちろん基準点の60点を目指しましょう!そして、充分に時間がある場合にはぜひ満点近くを目指されてください。
満点を目指すことで、当日に不安を残さずに済みます。
実技試験対策
実技試験は、実際に手を動かして覚えていくことになります。
私は手作りのお仕事で生計を立てていますので、初学者(ド素人)がいちから技術を身につけることの難しさは充分にわかっているつもりです。
何もわからない状態から技術を覚えるためには、
- 教えてくれる先生につくこと
- 学校に行くこと
これらがベストなのは確かなのですが、会社員として働いている社会人の場合、忙しい中だとそれがなかなか難しい場合があります。ですが、実はYouTubeで大体のことは知ることができますのでなんとかなります。合わせてご紹介する技術試験用テキストもあれば、試験に通るくらいのことは出来るかと考えられます。
もちろん、ユーキャンなどの通信講座も便利ですね。
道具を揃える
技能試験の勉強はいわゆる「手で覚える」ことをしなくてはいけません。テキストを何度繰り返し読んでも、電工ナイフで被覆をカットする感覚は全く身につきません。
何もない状態からでしたら、準備万端 (2回練習分) 平成29年度 第二種電気工事士技能試験練習用材料 「全13問分の器具・電線セット」がベストです。ホームセンターなどでひとつひとつ揃えるよりも早いですし、これだけで、本番でも使える道具と練習で必要なものが揃ってしまいます。
たまにメルカリやヤフオクでも出品されますので、そちらで購入されてもいいですね。
2回セットですので2万円強となりますが、年に2回しかない実技テストをクリアするためにも、ぜひ揃えて練習されることをおすすめします。
実技試験のテキスト
実技試験のテキストも「すいーっとシリーズ」が良い感じです。
ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2017年版) ~入門講習DVD付~
実際の電気工事士試験に出題されたことをもとに作られていて、重要な点がきちんとまとめられていますし、DVDが付属しているために実際にどういう動きで配線図通りに仕上げていくかが解説されています。
技術試験で作ったものの欠陥について
筆記テストも同様なのですが、実技の試験ではとくに正確さが求められています。それは、この試験が実際の家屋内での現場において大切な点をテストするものだからです。電気工事のミスは機器のトラブルだけではなく、火災にもつながる恐れがありますので、しっかりとした知識と技能は大切です。
29年度からは2種類あった「欠陥」の種類(重大欠陥と軽欠陥)が1つにまとめられて「欠陥」となりましたので、こういった欠陥があれば一発アウトという情報になったという話も聞きます。
第一種電気工事士と第二種電気工事士の技能試験に係る「欠陥の判断基準」について
もしかしたら筆記よりも重要視されていますので、しっかりと技術を手に覚え込みましょう。
まとめ
第二種電気工事士試験は、実際の現場で必要なことがまとめられた試験だと感じました。
例えば筆記試験にでる「抵抗」に関する問題は、なんで必要なの?と最初は考えていましたが、電気工事をしている人に聞くと「抵抗は使うよ」と言われてしまい、勉強したものです…。
受験資格はとくにないために、現場を知らない初学者はなかなか難しい面もあると思いますが、きちんとしたテキストに則って、勉強をすることによって充分に合格できる能力がつくと思います。
資格を持っていると仕事上(就職)でも有利ですし、これがないと出来ないお仕事も沢山あります。とても難しい資格ではありませんので、興味があるかたは資格を取っておいて損はないかと思います。