自転車に乗り始めると遠くまで走りたくなったりしますね。
例えば、琵琶湖一周、しまなみ海道往復、淡路島一周、そして北海道!
これらは大抵200キロ以内くらいなのでどんなタイヤでも大丈夫なのですが、できるだけ良いタイヤを選んだほうがより楽に走れますし安心感があります。
そこで、この記事では長距離を走るためのタイヤ選びの基準とおすすめのタイヤを書いていきます。
自転車でどこに行きたい?タイヤをどういう基準で選ぶ?
元々付いてるタイヤでも琵琶湖一周くらいなら余裕です
正直言いまして、200km程度でしたら元々付いていたタイヤで充分でして、私も恐らく1000円くらいであろう700×32Cのタイヤで琵琶湖(約200km)やしまなみ海道往復(約140km)などを走りました。整備された道でしたらママチャリでも行けるくらいですので、どれを選んでも問題は有りません。
そうは言っても乗り心地はタイヤによって随分と変わるもので、とくに重いタイヤと軽いタイヤでの踏み出しは結構変わりますし、初心者で貧脚の時はできるだけ早くピードに乗っていくことが楽に走るコツかと思います。また、軽ければ軽いほど坂を楽に登ることが出来ます。
ただタイヤで数10gを軽くするには1000円単位で変わってきます。。初心者の貧脚の時は過度な期待はせずにおくことも大切です。
タイヤを選ぶ基準
太さ
耐パンク性能
耐久性
重さ
この4つ+できれば乗り心地です。
タイヤの太さ
太さはロードバイクでしたら700×23Cの方が多いかと思います。25Cになると多少穏やかな乗り心地だと感じました。ツーリングバイクの場合は700×28C~32Cくらいでしょうか。
私の場合はツーリングバイクでしたので、元々700×32Cが付いていてそれで1年ほど乗っていました。あるとき思いったってホイールはそのままに700×23Cに変えてみたら、全然違うタイヤの軽さに驚きました。まず漕ぎ出しが全く違いますし、速度に乗ったあともスイスイと前に進んでいくのです。
ただし、乗り心地はというと32Cの方が絶対にいいです。安定感があります。そんなこともあり、現在は28Cと25Cを履き替えつつ乗っています。
ロードバイクの方は23Cで良いです。
タイヤの耐パンク性能(耐久性)
長距離を走るとなると様々な道路状況があり、時にはアスファルト舗装されていない場合もあります。そういう場所を走る場合はもちろんタイヤがバンクしないように出来る限り「タイヤに優しそうな」ところを選んで走りますが、そうも言ってられない時もありますので、耐パンク性能はある程度は意識したほうが良さそうです。
アスファルト舗装の道路でも何が落ちているか分かりませんしね。
タイヤの重さ
軽いタイヤを選ぶと漕ぎ出しが結構軽くなっていきますし、耐パンク性能はが同じならばより軽いタイヤを選んだほうばいいです。とくに上り坂でしたらその重さ(軽さ)の大切さが大腿筋に染み渡ります。
ただし、軽いタイヤを選ぶと財布も軽くなります。私の場合は2本で5000円程の物を愛用しています。
ロードバイク、おすすめの長距離に向いたタイヤ5選
ミシュラン POWER エンデュランス(ツーリング向き耐久型)
2016年に新しく登場したシリーズで、それまでのPRO4シリーズの上位グレードのタイヤとなります。
PRO4とくらべて耐パンク性能20%upしたそうで、ミシュランのテストでは200人合計で200,000kmをパンク無しで走り切ったとか。2千でも2万でもなく20万キロです。でもこれってきっと完全なアスファルト舗装道路じゃないのかと勘ぐってしまいます(笑)
ですがアスファルト舗装路にも何が落ちているかわからないのに20万キロは凄い距離ですし、ロングライドでも活躍してくれそうです。
ラインナップは700×23C(220g) 25C(230g) 28C(255g)とツーリングタイヤとしての選択肢が広いです。
ツーリング用のタイヤでしたらこれを選んでおけば問題ないかと思います。お値段は1本9000円位のようです。耐パンク性能を考え長く乗れるのであれば十分安いかもしれません。
パナレーサーのロングライド向けRACE D EVO2(25C)
自転車乗りなら言わずと知れたメーカーであるパナレーサーの耐久性が高いタイヤです。25Cがラインナップにあり、ツーリング向きと言えます。
このタイヤの特徴はやはりその耐久性と耐パンク性で、とくに不注意によるリム打ちパンクに対して多少は効果がありそうです。もちろん走行スピードの問題もありますし、適正な空気圧で乗っていなければ意味が無いのですがタイヤ全体を強化されたそうで期待できると思います。また、やってしまったらもうどうしようもないサイドカットに対しても強いそうです。
ネット上のレビューによると、乗り心地は硬いそうです。これは昨今の高耐久性のタイヤ全体的に言えることではないかと考えています。ロングライド時には耐摩耗性や耐パンク性によるメンテナンスフリー化だけではなく、やはり乗り心地はとても大切な要素です。
「ロングライド用のタイヤ=耐摩耗性」とされ過ぎのような気がします。
では何故おすすめするかというと…やはりチューブを守り長距離走ることができる性能というのは魅力的です。琵琶湖一周程度でしたらどんなタイヤでも良いのですが、500kmや1000kmを走るとなると様々な道路状況に対応しなければいけませんので、これはとても魅力的です。
重量は25Cで230gです。
Victoria RUBINO PRO III(25C)は私(素人)が選んだ大注目のタイヤ
このタイヤを選んだ理由を書いてみたいと思います。
私のスペックは
体重60kg、貧脚素人でモノグサな性格です。
こんな私がツーリング用のタイヤに求めるのは、耐パンク、耐摩耗性能、軽さ、値段と乗り心地の良さです。この求めるスペックにギリギリ合ったのがVictoria RUBINO PRO III(25C)でした。
耐摩耗性は走行距離に関係するもので、耐摩耗性が高いと経済的に優しいと思います。とあるサイト(シクロワールド)の1500キロ走行においては、コンパウンド(?)が硬いのか耐摩耗性に優れているようで、表面のバリが消えたくらいだと表記してあります。
貧脚である私は恐らくどんなタイヤでも良く分からずに乗ってしまうということが考えられるだけに、この耐パンク性能、耐摩耗性は何も考えずに走れるとても有り難いタイヤです。また、長距離を走れてしまう安心感がモノグサな私にとって凄いです。
重さは25cで225gであり上に書いたミシュランの高グレードタイヤの25C(230g)よりも5gも軽く価格は5000円安いというお財布にも筋肉にも優しいタイヤです。ただし、私が使っているホイールが激重のためにその重量の違いは簡単に相殺されてしまいます。また、5本で1200円という激安で重いチューブを使っていますので、やっぱり相殺されてしまいます。
(ホイール替えた方が良いですかね……)
ホイールへの装着は最初の交換の時から力を入れればタイヤレバーが必要ないくらいでした。耐パンク性が高いタイヤでもパンク修理が必要な時がありますのでこのメンテナンス性は嬉しいところです。(具体的には荒れた道路で釘を踏んだりリム打ちパンクをしたりした時にパンクします。)
指定されている空気圧は7~8.5bar(100~120psi)であり、一般的なロードバイクと違いは有りません。つまり、小さなポンプではキツイということであり、CO2ボンベを持って行ったほうが良いです。なお、体重60kgの方でしたら100psi(7.0kgf/cm2 )くらいが乗り心地が良いかと思います。わりと硬めです。
以上の理由によりこのタイヤを選びました。乗り心地は悪くなく、これまでより軽いタイヤでしたので漕ぎ始めが軽くなった印象があります。これから1000キロ2000キロと走ってみたいと思います。
まとめ
タイヤは乗り心地に直接関わってくる大切なパーツです。このタイヤの性能で長距離を快適に走れるかどうかが決まってきます。
ここで言う快適性とは、乗り心地もそうですが、1000kmほど乗ると必ずと言っていいほど訪れる不注意によるパンク時のメンテナンスのしやすさも含まれます。
タイヤはそうそう変えるものでも有りませんし、レビュー記事が大切になってくるだけに、色々なサイトをよく読まれて選ばれて下さいね。
琵琶湖を一周した時の記事を書きました
自転車で琵琶湖一周の時間と距離は?準備はどうする?写真で振り返る200km
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