ランチェスター戦略を初めて学ぶときに参考となる本です。
ランチェスター戦略を身につけるには、文字ばかりでも解りにくく、図解だけでも解りにくいので、おすすめの順、読む順で書いてみました。
参考にしていただければ幸いです。
なお、ランチェスター戦略は自己啓発ではありませんので、実践がなければ意味がない戦略と考えています(研究家除く)。
ランチェスター戦略の初学者におすすめ本
世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論
世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論
私が初学者に対して一番おすすめするランチェスター戦略の本です。
この本の肝となる、表紙に書かれている「3つの結論」とは弱者が強者に勝つためのもので
メモ
- 勝ちやすいエリア・ライバルと戦うこと
- 1点集中すること
- エリアでNo1になること
大体このような感じになります。
そして、これがこの本で一番言いたいことではないかと理解しました。
ランチェスター戦略、「弱者の戦略」の一番大切な部分です。
構成は、右ページに理論が書かれ、左ページで図解されています。文章は理解しやすい平易な文で書かれていますし、文章に沿った図解がありますので、私にとっては理解がすすむ良本でした。
おすすめの本です。
まんがで身につく ランチェスター戦略―――小が大に勝つ方法
よくおすすめされるのが、「まんがで身につく ランチェスター戦略―――小が大に勝つ方法」ですね。
マンガでストーリーが展開し、その後に文章の解説が数ページという構成になっていて、ストーリーで学べるようになっています。
初学者が一番最初にランチェスター戦略とはどういった場面で使うのかが何となく分かってきます。
ランチェスター戦略の実際を知りたい方の本
小さな会社の稼ぐ技術
小さな会社の稼ぐ技術
実際に戦略を考えるお仕事をされているのであれば、大体の理論を知った上で読むと解りやすいと感じました。
実例がストーリー形式で書かれていて解りやすいです。
上で紹介した「No1理論」や「マンガで身につく」では実例での具体的なことはあまり書かれていないのですが、この本では、結構生々しい感じもあります。
理論を知り実践を考えられているのであれば、おすすめです。
【新版】小さな会社★儲けのルール
【新版】小さな会社★儲けのルール
「小さな会社の稼ぐ技術」と著者が同じですので、どちらを読まれても良いのですが、新板とあるだけあり、よくまとまっている本だと感じます。
実践で使いたい方への一冊をおすすめするとすれば、この本も良いですね。私もいつも手元に置いている本です。
一点集中がいかに大切なのか、ポイントごとに解りやすく書かれていて好きです。
この本は、オーディオブック「Audible」(無料体験期間あり)でも聞くことができます。例えば電車や車での移動中にランチェスター戦略を「聞いて学ぶ」ことで、戦略を立てるときに気づくことも多くなると考えられます。
黙読+αで様々な角度で自分に身につかせることが大切だと思っています。おすすめです。
より実践的な内容を求める
強い会社はどんな営業をやっているのか
強い会社はどんな営業をやっているのか
理論から実践へ移すときにどのように自分自身に沿った内容にしていくのか。
その素晴らしい例です。
- 自社(自分)が持つサービス(能力)の中の一番得意な部分を伸ばし、強いライバルとの差別化を計り、想定した地域・商品でのNo1を目指す。
- そのために最前線に立つ人材の育成を行う。
ランチェスター戦略では大きなライバル(強者)はシェアを失わないために(弱者)に被せてきます。それに対し弱者はより特化し精鋭化したサービスを持って小さいエリアでのシェアNo1を取っていきます。
弱者は生き残るためにいかに戦っていくのか。
ランチェスター戦略の他業種への応用(ケーススタディ)例もあり、多くの業種で役に立つ本です。
自分に合ったランチェスター戦略の本を探す方法
ランチェスター戦略の本では、主に小さな会社や個人が「弱者の戦略」を学べる本が多く、図解入りで解りやすく書かれています。
ランチェスター戦略とは、主に
- 弱者の戦略
- 強者の戦略
に分かれています。
弱者の戦略では、いかに小さいエリアからNo1を取っていくかという戦略
強者の戦略では、シェア2位以下に差をつけてシェア1位を守っていくかという戦略
簡単に言うと、以上のような感じです。
表現は様々なのですが、どの本も、上記2つのことについて書かれていますので、いくつか読んでご自身に合う本を探され、手元に置かれて時々読み返されて下さい。
まずは評価の良い本を読まれ、その後に図書館で関連書籍を読んでみるという方法もあります。
繰り返し読んで、実際に試してみることが大切です。
ランチェスター戦略のおすすめの本まとめ
ランチェスター戦略の本は沢山ありますので、いろいろと読まれるのも良いかもしれませんが、紹介した4冊でも充分かと考えています。
お仕事にも使え、また趣味でも考え方の多様性をもたせてくれる理論だと思います。